大手にはない小売店の強みを生かすポイント
- 広くて開放感のある店舗
- キッズコーナーや多目的トイレ
- 豊富な品揃え
- 自社製品
- 薄利多売だからできる料金設定
- インフォメーション窓口やサービスカウンター
- スタッフの数
- 定期的なイベント開催
上記は量販店など大手が持つ店舗の強みで、小規模の小売店だと真似できないことが多いです。
資金力がある大手は有利なことが多く、全国的にショッピングセンターなど大規模な量販店。
さらにはメーカー直営の専門店などが増えています。
こうした中で小売店は大手にはない独自の強みを活かすことが求められています。
地域密着性
遠方からの客が殺到するようなオリジナル性がある店舗を除き、小売店は地元住人から愛されていないと生き残れません。
ネットチラシやSNSでセール情報を発信するケースが増えていますが、地域密着型の小売店なら昔ながらのポスティングチラシや店頭での告知で情報発信する必要性が高いです。
このほか、常連客には小まめな声かけをする。
開店前はお店周辺の掃除を行うなど、基本的なことで近隣住人に応援してもらえるお店作りをしましょう。
マンパワーで勝負する
大手と差別化できる最大のポイントは従業員の品質などマンパワーではないでしょうか?
アパレルショップであれば、仕入れた服を全て従業員が試着する。
その上で履き心地や動きやすさをお客へ伝えます。
スーパーであれば惣菜の調理スタッフを育成して、惣菜で差別化を図る。
鮮魚を捌くサービスを強みにするのも一つの手です。
また、焼くだけで調理できる味付け肉を大手スーパーよりも一歩上のクオリティにするなど、優秀な人材がいないとできないサービスなら大手に勝つことができます。
従業員の待遇(給料)を高めるだけではなく、自由度の高い仕事を与える、意見を言いやすいように風通しを良くするなど従業員を大切に扱うことでマンパワーを高められます。
小さい職場だからこそ店長やオーナーが従業員のモチベーションなど細かいことまで把握することが可能です。
この部分の強みを今まで以上に活かせないか考えてみてください。
従業員を紹介する
一部の大手量販店でも行っている取り組みですが、従業員全員の顔写真と簡単なプロフィールなどを公開することでお客に親近感を与えられます。
店長や仕入れ担当者のこだわりを伝えることや、バイトを含めた従業員全員を知ってもらうことで、お店全体のマンパワーを高められます。
小さい小売店は大手に比べて「やらされている感」が出にくく、お客様に興味を持たれやすいです。
個性を出す
総合力で大手に敵わない小売店は、特定の分野で個性を出すことが大切です。
小売店における個性の一例をご覧ください。
- 大手でも扱わないマイナーな商品を並べる
- お肉の稀少部位を扱う
- 売れ筋のパンツはサイズをたくさん用意しておく
- 「Twitterを見た」で割引などシンプルなキャンペーンをする
- 安さではなく品質で勝負する
- 特定のジャンルに特化した専門店になる
個性が強ければ成功するとは限りませんが、大手にはない個性的な部分を活かす努力をすることが大切です。
大手と比較検討するお客様が「ここのお店は小さいけど定期的に足を運びたくなる」
このように思ってもらえる店舗が理想です。
小売店のスタイルに正解はありませんが、お客様の目線になって競合と比較した強みを出すことを考えていけば、自然とお客が増えていきますよ!